牡丹菊桐梅松・赤
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00000131
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[作品解説]
牡丹と菊をメインに松と桐と梅を配した吉祥模様です。
『牡丹』
百花の王とされ、幸福、富貴、高貴、豪華さをあらわします。
豊年の兆しとなるめでたい花「瑞花」として、幸福や富貴の象徴として描かれてきました。また、牡丹の「丹」は不老・不死の仙薬を意味することから、不老不死、不老長寿という意味も持っています。
特に、牡丹と唐草を組み合わせた牡丹唐草文様は室町時代から近世まで、唐草を代表する文様として人気でした。
『菊』秋
日本人にもっとも親しまれている文様の一つです。
菊は放射線状に整っているため太陽になぞられ
百花中、最上位にランクされています。
中国においても漢代より大変好まれた花の一つです。
当時の神仙思想との繋がりから、不老不死、延命長寿の漢方薬としても利用されてきました。その名残として重陽の節句に菊を眺め、菊酒を飲む習慣が現代でも残っております。
菊は、不老不死、延命長寿、無病息災、邪気払いの基本的意味がある吉祥文様
です。
『桐』
桐の木には、古代の人々は吉祥をもたらす鳳凰が棲んでいると考えていました。室町幕府では小判などの貨幣に刻印され、これ以来皇室や室町幕府 や豊臣政権など様々な政府が用いており、現在では日本国政府の紋章として用いられています
平安時代の頃には、桐をモチーフにした桐文様が考案され、
高貴な文様として皇室にゆかりのある者だけが使用することができました。
このため、武家社会が興ると、桐の文様は武士にも重用され、
自らの権威を示す文様となりました。
足利尊氏は、後醍醐天皇より桐紋を賜り、足利家の家紋として使用しました。
織田信長の肖像には、桐の家紋をつけた織田信長があらわされています。
また、豊臣秀吉も桐紋を皇室より腸り、太閤桐とよばれる独自の桐文も考案しました。
豊臣秀吉は、桐文を多くの忠臣にも与えたため、桐文は多くの武家の家紋として広まりました。
『松』
松は風雪に耐え、厳寒や酷暑にも常緑を保つことから節操が高いことを意味しました。また、神通力のある仙人は松の木を住家として、松の実を食すという仙人思想と結びつき、松は長寿延命の印とされました。
四季を通して葉の色が変わらないことから「常盤木(ときわぎ)」と呼ばれ、縁起の良い木として吉祥のシンボルにされてきました。
『梅』
古来より、梅は寒さ厳しき冬に、香り高く咲くために、特に尊ばれてきました。梅の木は奈良時代に中国から輸入されたものですが、中国文化の「学問に励むと梅が咲く」という故事・好文木(こうぶんぼく)の影響で、貴族に好まれました。平安時代に桜が輸入されるまでは、花見と言えば、桜ではなく梅の花のことでした。菅原道真が、特に梅を愛したことが知られ、やがて、天神信仰の普及につれ、中世には庶民の間でも、梅の人気が高まりました。これにつれ、着物や帯の文様として広く使われるようになりました。